2022年、10月22日
AR中部(Audax Randonneurs Chubu)の主催するBRM1022に参加してきました。
完走しました~☆
人生初の、200km完走です!!
BRM、っていうのは、広義ブルべの中の、カテゴラリーの一つらしいのですが(AR中部のHPに解説が乗ってます→■)
ざっくりと説明すると、既定の距離を既定の時間内で、既定のコースを通って認定をもらうサイクリングのことです。
運営の規定したルートを、間違いなくトレースして時間内にゴールする・・・だけ。
だけ、と言ってしまえば、それだけ。
レース競技ではないので、順位はつきませんし、一般的なサイクルイベントのように豪華なエイドが用意されていたり、景品が用意されてるようなことはありません。
運営が規定したルート、といってもコース誘導員がいるわけではなくて、あらかじめ発表されているルートマップをみて、自力でトレースします。
で、それが200km。
一番短い認定距離が200kmで、300,400,600などの認定ブルべが存在します。
中部だと600までのことが多いみたいですが、他の地域だと1000とか1200とかもあるみたいです(※調べてみたら中部も1000がありました)。
海外だと、もっと長い距離のブルべもあるみたいですね。
これ、ある程度自転車やバイクに乗ってる人ならピンとくると思いますが
何気ないようで、実はかなり高度な「自走力」が求められるイベントです。
だって、最短でも200kmですからね・・・その距離を13時間半で、ルートを外すことなく走破できるって、結構大変なんです^^;
例えば、200kmも走ってればパンクすることもあるし、転倒して怪我をすることもある。
体調が悪くなって途中で動けなくなることもあるし、山の中でルートを見失って、携帯も使えなくて夜を明かすこともある・・・そんな、イベント。
そういうときでも、誰かに助けを求めてはダメで(あ、もちろんリタイヤするなら助けを呼んでもいいです)、自分で考えて行動してなんとかしなければならない・・・
って、これ、ほんとにさばいばーるなイベントなのです。
自己責任のかたまりみたいなスポーツ。
そんなイベントの、何が楽しいかと問われれば・・・
それはもう、「できたらめっちゃすごくない?俺、すごくない??」と感じられる点。
これに尽きます。
ま、単純に、「レースは苦手だけどロングライドは好き♡」というのもあるのですけどね。200kmもルート探しながら走るって、なんかワクワクする(*´ω`*)
ブルべについては、委員長が10年くらい前から取り組んでいて
彼はシュペールランドヌール(一年間で200,300,400,600のブルべを完走した変態サイクリストの輝ける称号)も4回だか5回だか獲っている猛者なのです。
私も、ずっと興味だけはありました。
ありました、が…
中部地方のブルべは、獲得標高がえげつないため(全国でも屈指の山ブルべ)
山が嫌いな私にはとても挑戦できる気がしなくて、参加は考えたことがなかったのです。
ところがこのたび、「ド平坦ブルべ200」とも言える獲得標高の少ないブルべBRM206,207が開催されることになり
「これなら、君でも参加できるよ!やろうよ!」と委員長から誘ってもらえたので。
意を決して、参加することにしました。
だって、委員長が一緒に参加してくれるなら、ルートは自分で引かなくていいんだもの。(※ブルべのだいご味を80%くらいカットした意見です)
獲得標高が少なくて、自分でルートを引かなくていい・・・
しかも、多分・・・いや間違いなく、パンクしても委員長に直してもらえる←
ということは、私はただひたすらペダルを回すだけの簡単なお仕事なのです。
これなら・・・私でもイケるんじゃね?
人生で一度くらい、「ランドヌーズ」を名乗ってみれるんじゃね?
と、思いまして。
昨年の10月。
2022年2月に開催予定のBRM206(AR中部の開催する200kmブルべ)に申し込みました。
開催まで約4か月。
しっかり練習して、憧れのランドヌーズになるんだ・・・!と決意を固めたのです。
なお、そのときの私の愛車は
もう20年近く乗ってる愛車で、この子を200kmの旅に連れていきたい・・・!って、ずっと思っていたんですよね。
でも、それまでに何度もチャレンジを繰り返して160kmまではたどり着けたんだけど、あと40kmが届かない・・・
なかなか、一人で200kmって、ただの主婦サイクリストには難しいのです。
今回のBRMへの参加で、委員長というスーパーブースターを導入して、なんとか200kmを達成したい・・・きっと、できるはず。
そう思って、4か月の特訓に取り組みました。
最初のころは、一日30kmでも、結構しんどかった。
160kmを走破したのも、もう10年近く前のことですから、私もすっかり体力が落ちてたんです。
でも、4か月はアッという間ですから、「少しずつ体力をつけて・・・」とか、言ってられない。
なので、お試しで30kmを走って、己の老化っぷりにすっかり自信を無くした私は
思い余って、ン万円ぶっこんでギア類を一新しました。
新しいウェア。
新しいタイツ。
新しいグローブ。
アガる。
新しい衣装は、テンションが激上がりします。
だって私、乙女だもん。
綺麗なお洋服を着ると、元気がでるのよね(※きれいなお洋服=股間もっこりのピタピタタイツ)。
こうして、私は順調に軽快に自転車沼に沈んでいったのでした・・・
つづく。