RIDERIDERUN

中年女子の運動日記です

鳩家電子レンジ物語

今日は、ちょっとスポーツから離れた話題をお届けします。

 

我が家で最年長である家電といえば

 

それはもちろん、ガレージに鎮座するTL1000R(SUZUKI製大型バイク)なのでありますが

…あれを”ホームエレクトロニクス”と称する人は、あまりいないと思いますので
(あの機体、一応電子デバイスを積んでいるのですよ。インジェクション車ですからね。え?機能ですか?所有者の心を癒すリラクジェーションマッスィーンですね)

もっと一般的なところで該当品を探すと、鳩家電子レンジ君(仮名)になるかと思います。

2013年製の、優秀な某国内メーカー品です。

 

つい数か月前までは、15年以上の齢を重ねた電気ポット氏が現役で働いてくれていたのですが

ある日私が仕事に出かけている間に、委員長の手によって不燃ごみ置き場に連れ去られてしまいました。

長男が産まれた時に買った、ミルク用ポット…思い出が詰まっている、働き者のポット氏でした。

蒸気口のプラスチックは経年劣化により粉になって雲散霧消し、ボタンは擦り切れて反応しなくなり、

外装は剥がれ、たまに無言で停止することもありましたけど

それ以外はこれといって不具合もなく(※無言停止は不具合とは認めません)、元気に働いてくれてるポット氏でした。合掌。

 

余談ですが

私は人づきあいが極度に苦手なため、友人はほとんどおらず、仕事中は寡黙を貫いているのですが

その反動か、家電とは毎日会話を交わしています。

 

家電って、チーンとかピピピとかチャラリラ~とか、ほんとよくしゃべりますよね~

なので私も「はいはーい」とか「聞こえてるけど、今忙しいの~!」とか

毎回律義に返事を返しています。

 

長男は、そんな私の様子を見るにつけ「うちのお母さんが、また家電と対話してる…」

と、大変に残念そうな顔をしています。

でも、「将来ボケても分かりにくくていいでしょ?」と私が反論すると

「…それはいいのかな、悪いのかな」とさらに残念そうな顔になってます。

頑張れよ、青少年。

 

さて、話は戻って、電子レンジ君のこと。

 

多少でも料理を嗜んでいる方なら、この感覚をお分かりいただけると思うのですが

電子レンジってやつは、意外と使いこなすことが難しい家電であります。

 

確かに火事にはなりにくいですし、ただ料理をアツアツにするだけならば難しくはないので

そういう意味では、とても便利な家電だと思います。

 

でも、同じサイズで同じ出力(ワット数)であっても、機種によって熱の通り具合がかなり違います。

 

なので、ネットや本のレシピを見て「よ~し、600Wで5分ね!」と確認したとしても

自分の家の電子レンジで実践すると、生煮え大フェスティバルになってしまった…

慌てて2分追加加熱したら、庫内にスカスカのたんぱく質だけが残った…

などということが、割と容易に起こり得るのです。。。

 

庫内に皿があるタイプか、皿が回るタイプか、庫内の中央と端とで温まり方が違うタイプか、などの差異もありますから

鍋やフライパンで作る料理に比べて、レシピの信頼性が非常に低いのです。

とりあえずレシピ通りに作ってみて、食べてみてから調整をして、試食を繰り返して最適値を探って・・・

って!それ、もうレシピの意味ないやーーーーん!!!ってなる。

 

つまり、何が言いたいかと言うと

使い慣れた電子レンジを買い替えることは、主婦にとって絶対に、いいか、絶対に避けたい一大事なのです(>委員長)。

 

あのレシピもこのレシピも、全部"My電子レンジ君"にモディファイ済みなのです。

新しい電子レンジになってしまったら、すべて再調整しなければならない・・・

いや!あたくし、そんなの絶対耐えられない!!!!!

 

ということを踏まえての、うちの電子レンジ君なのですが。

 

 

昨年の年末、彼は、声を無くしました。

無言系電子レンジに、クラスアップしたのです(※不調ではありません)。

 

ボタンを押しても何も言わない(※不調ではありません)。

調理が終わっても無言(※不調ではありません)。

静かに調理して、静かに気配を消す・・・。

 

そのため

「あー!そういえば、コーヒーを温めなおしてたんだった!!(昨日)」

などというトラブルが頻発しましたが、

他の機能には特に問題がなかったため

私が代わりに「チーン!」(←腕時計で1分を測っておいて、自前で声を上げる)と音声を発することで

二人で一つ(無言電子レンジ&鳩子の黄金コンビ爆誕)のレンジチームとして、せっせと働いておりました。

 

その電子レンジ君ですが・・・先日、ついに、声を取り戻したのです!!

 

やった!

電子機器の不調が自然治癒した!!!(あ、不調を認めてしもた)

 

ある日突然、ボタンプッシュ音も調理終了ブザーも、普通に鳴るようになりました!!

 

すごい!!!

家電の自己修復性能、素晴らしい!!!!!

 

ド理系の長男は「これ、壊れる前の最後の輝き、ってやつじゃないの?」などと冷静にコメントしておりますが

えぇい、だまらっしゃい!!!!

誰がなんと言おうと!!!!うちの電子レンジ君は、不調など抱えてはいないのです!!!!(断言)

 

しかも・・・

しかも、ですよ?

彼、無言系から音出し系にクラスチェンジ(再)を果たしただけでなく

エコーという新しい技を取得して帰ってきたのです。

 

ボタンを押すと、最初はピ!と普通の音量で反応するのですが

連続して2度押しすると、ピ…と少し弱気の音になり

3度目に押すとピ…と聴力検査並みの音になる。

 

調理が終わった後も

ピロリロピロリロピッピッピ…

と、3段階くらいにてボリュームが変わります。

 

なんだか、やまびこ、っていうかエコー?を聞いているような音量変化を、するのです。

 

息子たちは

キタコレーーー(゚∀゚)

と言って、毎朝大爆笑しながら電子レンジ氏の音量変化を楽しんでいます。

(お母さん、もういい加減あきらめなよ!これ、絶対近いうちに動かなくなるやつだってば!!*1ゲラゲラ)

 

電子レンジ君。そんなケレン味、私、要らないよ?( ̄•ω• ̄)

 

そんなエコー機能を習得するくらいなら

「扉を閉めても、クローズセンサーが反応しない(調理スタートできない)」とか

「ここ数時間何も調理してないのに、高温センサーが作動して調理スタートができない」とか

「扉を開けても庫内ランプがつかない」

という困った性癖のほうを、もうちょっと改善してほしいわ(※不調ではありません。性癖です)

 

(まぁ要するに、センサーがイカれちゃってますね。センサー類って、ヤワだもんねぇ)

 

我が電子レンジ君へ。

君とは、あの「卵大噴射事件」を手を取り合ってともに乗り越えた戦友である。

君がこの苦境を乗り越えて、ノーマルレンジ系にクラスチェンジする日を、私は信じているよ・・・

 

以上、鳩家の電子レンジ物語でした。

(サイドストーリー「卵が大噴射した日」については、公開時期は未定です)

 

次回は、久々のバイク朝練について記事を書きたいと思います♪

では、また

*1:´∀`