前回UPした記事で、山歩きで1時間ほどミスルートした話を書いたのですが
これ、人によっては「なんて危険なことを…これだから登山初心者は…」と眉を顰めるかもしれませんし
委員長などは「うちの奥様がまた危ないことをしておる…」と頭頂部を光らせているかもしれませんので
その時の詳細と、今後の指針について補足しておこうと思います。
まぁ、このブログをみて登山を始めるような人がいるとも思えないのですが
過去、私のブログを見てジョギングを始めた、という人はいますので
登山についても、同じようなことが、ぜったいに無い、とまでは言えません。
なので、そういう人に向けて「クッソ方向音痴の中年女子が道に迷う実録」をご紹介しておこうと思います。
まず、「電子地図を持っているのにどうして道に迷うのか」という点を先に書いておきます。
私は、YAMAPという登山専用アプリ(電子地図)を使って登山しています。
このアプリを使うと、これから進んでいくルートも表示されていますし、自分の現在位置も、これまでに通ってきた軌跡も記録・表示してくれます。
「それでどうして道に迷うの??」と不思議に思われるかもしれませんが
1.地図に表示されている道の形(分岐)と、目の前に見ている道の形とが一致しない
2.情報の更新が遅かったり、道の形が不正確だったりして、軌跡と現在位置がリアルタイムで一致しない
3.地図に表示されていない小道が無数にある(とくに低山登山の場合)
などの事情があり、かつ、「私が3Dダンジョンものが徹底的に苦手なガチの方向音痴である」という個人的事情も加わって
全然余裕で迷います。
うん、毎回、どんな低山もスリリングなオリエンテーリングです。
「方向音痴なんて気のせい、努力不足」と何度誰に言われようと、「でもねぇ、ほんとに苦手なのよ…?」としか言えない。努力、10やっても1しか実らないタイプなんです…我ながら残念すぎるけどね。
なので、何度か山歩きを繰り返した今は
分岐の有無にかかわらず、とにかくこまめに地図を確認すること
分岐で進路に困ったときは、いったん見当をつけた道を進んでみて、少し進んでから現在位置と軌跡とを見比べること
という点に注意しています。
ここまでは、過去の記事にもかいたことです。
これだけで、道迷いの発生回数は劇的に下がりました。
それでは、今回はなぜそれでもミスルートしたのかというと
分岐を正しく曲がったと思い込んでしまった→この先しばらく分岐はなかったはずだから地図は見なくてもいーや、と決めつけた→地図をみる頻度が下がった→体がまだ元気だったのでその状態でモリモリ進んでしまった
というパターンです。
「体がまだ元気だった」と書きましたが、実際にはその時、結構疲れが出てたのだと思います。
夕暮れが近づいてきて、少し気持ちが焦っていたという面もある。
そうすると、自然と地図を確認する頻度が下がるのですよね
はやく先に進みたくて、立ち止まる頻度が下がる(地図を確認しなくなる)ので、ミスルートに気が付きにくくなります。
なので、私の場合は、往路よりも復路でミスルートしやすいです。
道を間違えたときに、私が心がけていることは
「来た道をぜったいに引き返すこと」
という点です。
間違えた道でも、そのまま進めばどこかの道に合流するんじゃないか
道が下っていれば、じきに街に降りられるのじゃないか
と思って、そのまま進みたくなる気持ちがあります。
実際、今回も、少し疲れてボーっとしていたので、30分くらい間違えた道を下り続けてしまったのですよね。
そうすると、引き返すには30分以上、来た道を登らないといけないわけで‥‥
あぁ、いやだなぁ・・・このまま、どこかのふもとに降りてしまおうかな
と一瞬考えました。
でも、一応前述したように「来た道をぜったいに引き返すこと」と自分のなかで決めていたので
すぐに気持ちを切り替えて来た道を引き返しました。
ただし、来た道を戻ろうとして別のルートに入り込んでしまったら目も当てられないので(^^;バイクだとしょっちゅうやってる)、引き返すときは常に電子地図を確認しながら慎重に戻りました。
山歩きに関するハウツー本を読んでみても、この考え方は大きくは間違っていないようです。
とくに低山縦走の場合は、ルートは基本的に登ったり下ったりの繰り返しなので
「道を下ればいつかはふもとにたどり着く」というわけにはいかないのですよね。
なので、道を間違えてても気が付きにくい。
今回は、体力に余裕が残っている状態でしたし、日没時間も遅くなる時期だったので
明るいうちに下山することができました。
一応、ハイキングも補償対象に含まれる傷害保険に加入していますし、登山届も毎回出してます。
家族にも登山中に何度もメールを出しています(低山だからこそできる)ので、自分なりに最低限の注意や余裕は払っているつもりです。
でも、結果的には水が足りてなかったし、万が一捻挫でもしてたら遭難してたかもしれない…低山でも、山歩きは十分危険なんです。
注意が足りてなかったと思います。
YAMAPの見まもり機能、今後は使ってみようかなぁ
こんにちは機能は、やっぱり要らないと思うんだけどねぇ
私がリッターバイクに乗り始めた頃、父に「サーキットとか行くのか!?」と心配されましたが
私は、サーキット走行には興味がありません。
レースもサーキット走行も、観るのは大好きですが、自分がやることは今後もないと思います。気性が合わないの。
過去フルマラソンを完走したときは、「じゃぁ次はウルトラマラソンですね!」と人に言われたこともありますし
自転車(ロードバイク)に乗っていると、競輪とかクリテリウムとか興味あるんですかと尋ねられることもあります。
もちろん、その手のご意見にはすべて「興味ないですぅ(エヘヘ)」とはっきりお答えしています
あまりそれらの競技に興味のないかたから見ると「え?全部一緒でしょ?」と思えるのだろうと推察します
すなわち「バイクって言ったら膝を擦るやつでしょ?」「自転車っていうと、ピタピタの服を着てトラックとか回るやつだよね?」っていう類の「一緒」ですね
ま、そう思われたり言われたりすることについては、別に何も気にしてないのですが(はっきり「違います」って言えば済むだけの話だもん)
これを登山に置き換えると「それで鳩子女史、雪山にはいつ登るの?」って思う方もいるかもしれない。
とくにうちの委員長氏。
彼は自分がオタク気質なので「うちの奥様ってば入れ込むタイプだから…」とか、己を省みることもなく心配するかもしれない。やばい。うちの夫の頭頂部が心配すぎる。
なので、その点に関してだけは、声とフォントを大にして気持ちを表記しておきたいと思います。
ないから。一生ないから。
私が雪山に行く日は、一生訪れません。
嫌なんですよ…私は、低山縦走がしたいの。
雪山、怖いから嫌なの。寒いの、嫌いだし。
知らない人から見たら、低山縦走は高山登山に通じているように感じているかもしれませんが
私の中では、その道はブッツリ途切れています。
他人様の登山記録を読む分には大好きなんですけどね~。小説もハウツー本も読む。写真も大好き。
でも、自分ではやらないです。
私はロードバイク(自転車)に乗りたいのであって、ピストにもマウンテンにも興味がないのです
オートバイで言えば、モタードにもオフロードにも興味がないのです。
車体としてはカッコいいと思いますけど、乗りたくはない(オフロードは以前持っていたし乗っていたけど、でも山には行かないの)。
オートバイに至っては、たとえロードバイクであっても他人所有の車両には乗りません。
うちの委員長機(23年ほぼ毎日見てる)ですら、私は乗らないです。
それくらい、私の興味は視野狭窄に狭いのです。
(ま、よそ様のバイクに跨ろうものなら突如としてお漏らしを発生するうちのSV子、という問題もあるのですけれどね(うちの子、妖怪化しつつある))
なので、私がこの先、登山熱をこじらせて雪山で滑落するかも…
という危険は発生しません。その点はご安心くださいね、とくに委員長氏。
以上、運動不足の中年女子の独り言でした。
あー、早く次の山歩きしたい・・・