私のこれまでの経験によると
「鳩子さんって理系だね☆」って言われるときの87%くらいは
「おめーの話はオタクっぽいんだよ」とか、「空気読めない系だよねー」ってディスられてるときなのですが
そもそもここで「87%」などという、一見具体的っぽくてその実なーんの統計的根拠もない数字がしれっと出てくるあたり、わたくしが如何に理系脳とはかけ離れているかを
如実に表わしているのでした
←個人的には、サンプリング数も集計条件も明示せずにいきなり確率を持ち出してくるヤカラは、詐欺かアホかその両方だというのが理系畑の常識だと思う
とは言え、わたくしの学歴も職歴も、どこをどう叩いても理系のホコリしか出てこないので
これでも一応「り、理系ですけどそれが何か?」(噛む)って胸を張って答えているのですけどね。
あっはっは、私の理系擬態に騙された人はご愁傷さまですわ(例:23年前の委員長)
そんな、理系畑のミュータントであるわたくしですが
先日、珍しく理系っぽいキヅキがあったので、その話題をば。
先日、委員長の友人さんが、ガーミン製の高性能サイコン『Edge 1030』を譲ってくれました。
これは、ケイデンスや速度だけでなく、地図ナビ機能も勾配表示も、トレーニング機能・スマート機能まで搭載した超高性能サイコンです。
ソーラー電池とか、使用者の残りのスタミナなどを教えてくれる最新機能はついていませんが(最近のトップカテゴリーは、そこまで進化してるんですのよ。もうドラえもん要らないかも)、そのほかの、およそ運動オタクが好みそうなほとんどのデータは網羅して表示してくれます。
これは、私テキにとてもすごいことなのです。
私は5年くらい前からガーミン製のスマートウォッチ『ForeAthlete 45S 』を使っていますが
この子は、心拍数を計測したとしても、リアルタイムで表示はしてくれません。
あとからパソコンなどでアプリを使って確認するしかできないのですが(それにしたっていろんなことが解るので、ちゃんと便利ではあるんだけどね)
1030は、そんな表示もデフォルトでさらりと対応してくれます。
アプリ?そんなものはいらない!パソコン?もちろん不要!!ビバ高機能!!
だけど、心拍数を表示するためには、当然だけど心拍センサーが必要なわけで
それは別体で用意しないといけません。
1030にはチェストベルト式のセンサーが付属してましたが(もともと同梱だったのか、譲ってくれた人が添付してくれたのかは不明)、金属アレルギー持ちの私は装着できませんので(´;ω;`)ウッ…結果、心拍数のリアルタイム表示は諦めていました。
心拍数、リアルタイムに表示できると、持久系のスポーツではほんとに重宝すると思います。
どんなときかというと、たとえば残りのスタミナをコントロールしたり、出したいところでパワーを出したりできる。
思ったより疲れてる・・・とか、どうやら補給が足りてない、といった自分の状態も客観的に把握することができます。
これが、どのくらい大事な情報であるかは、自転車で200kmくらい走ったりフルマラソンを走ったりすると理解できるようになります。へいへい、カモン!こっちの世界におでよYou!!←
ここで、ようやく本題です。
先日、委員長と一緒に自転車で山を登ってきました。
ダラダラとした10%前後の勾配が何キロも続く、非常に苦しい山行でした。
最近、月一程度しか自転車に乗っていませんので、脚力も心肺能力も落ちてる私は瀕死の様相で登ったのです。
委員長は、そんな私の後ろにつき、同じ速度で、同じ距離を、延々と何時間も付き合ってくれたのでした(なお、ギアはアウター縛りで変態プレイしてたようです)。
こういうときこそ心拍表示が欲しいよな…と思いつつ登り、無事登り切って下山。
家に帰ったら、ワクワクしながら1030の記録を確認してみました。
毎回、走った後のデータ確認が非常に楽しい定例イベントとなっています。
いっぱいカロリーを消費してると、「ヒャッハー!!今日はどんだけお酒飲んでも実質カロリーゼロ!!!」って思えますからね(^^)
そうしてその日も消費カロリーを確認してみると
私が1600kcal程度の消費(@1030)、委員長は1000kcalちょっとの消費カロリーでした。
委員長は、Stravaっていうスマホアプリでデータを取っています。
このアプリは、スマホGPSのログをベースにデータを算出しますから、基本的には移動距離とスピードのみで消費カロリーを計算しているはずなのですよね。
ひょっとしたら、性別や体重などのパーソナルデータも変数に入っているかもしれませんが
基本的にはGPSのデータだと思うのです。
ここで、ふとインチキ理系の私は疑問を感じました。
私の1030も、心拍センサーを付けずに走っているのだから、消費カロリーは距離と速度で計算しているはずなのです。
仮に、パーソナルデータが一切考慮されていないとすると、この日の委員長と私の消費カロリーはほぼ一致する、はずです。
一方、パーソナルデータが変数に入っているとすると…私のほうが、委員長よりも体重が軽いし(軽いし←2回言った)、筋肉量も少ない(女性)ので
彼よりも消費カロリーは、低く出るはず。
500kcalの差分は、誤差というにはあまりにも大きすぎます。
それなのに私のほうが、500kcal以上多く数値が出てる…
ん?
これってもしかして…
うちの1030さん、心拍データ、取ってるんじゃない???
同じ距離同じ速度で走ってカロリー表示が違うとしてたら、それはもう、心拍数の違いしかない!
え?え?
でもチェストベルト式心拍センサーを装着してないのに、1030さんったらどうやって心拍数を取ってるんだろう・・・・
あ!
45S!!!('Д')
そう。
うちの45Sさん、心拍数をリアルタイムで表示することはできないけれど、ログは取っているんですよね…
心拍センサーを、腕時計の内側に内蔵してる子なのです。
ログを取ってるのにリアルタイムでの表示はできないの?って不思議に思われるかたもいると思いますが
そうなんです。そういうものなんです。
リアルタイムで表示させたかったら、もっと上の機種を買わないといけないのです…あぁん、ガーミン先生ったら商売上手!!!
1030さんったら、私が何も設定してないのに、勝手に45Sのログを読み取って、自動的に運動記録に反映してくれてるんじゃないかと、気が付いたのです。
えーーー!
なんて親切なの!!?
ガーミン、好き!愛してる!!(なら最初っから45Sにもリアルタイム表示くらい搭載してくれよイケズ!なんて思ってないよ!ガーミン、偉大!!!)
と、世界の中心で愛を叫びながらネットでマニュアルを調べてみると
「ForeAthlete 45 は心拍転送モードも搭載してるよ!もっと上位機種のガーミンさんに、心拍データ、送れるからね!」
って書いてあるではありませんか!!!!
つまり、45S自身は心拍数のリアルタイム表示はできないけれど、同じガーミン製の高級機種を買えば、そっちにデータ送って表示させられるよ!
ってことみたいです。
どこまで商売上手なの、ガーミンさん(´Д⊂ヽ
と、いうことで
全然調べずに買った1030ですが、実は45Sと組み合わせることで楽に快適に心拍数のリアルタイム表示を実現してくれることが判明したのでした。
うぉぉ、しかもユーザーがなーんも気づいてなくても、勝手にリンクして同期してくれてる!
アホ子でも使えるガーミン製!!
素晴らしい♡
そんな次第で、心拍数表示機能なんて搭載してないガーミン製品を愛用している委員長の前で、会心のドヤ顔( ◠‿◠ ) をしてみせた私なのでした。
うふふ
それにしても、消費カロリーの数値の違いで隠された機能(全然隠されてないけど)に気が付くなんて、私、実は理系じゃない?じゃない?
というわけで今回は、私がガーミン教に深くはまり込んだよ、というお話なのでした。
次回は「ガエルネのライディングブーツ、カエルネ(買わない)」という記事を書きたいと思います!
それでは、また!